この本が書店に並んだ当時、かなり話題になり、とりあえず読んでみようと手に取った本です。
もうかれこれ23年経ちましたか。。。
当時は読んだところで意味がよくわからなかったのですが、9歳年上の職場の先輩に「へー買ったんだ!読ませて!」と言われ貸したところ、「なかなか深い本だね。。。」と感想を言われたことが衝撃で、どこが?なにが?と先輩のその言葉だけが記憶に残ったまま、書棚に飾ってしまいました。
先日書店で、表紙をこちらに向けて棚に並んでいるのを見かけ、「あ、まだこの本売ってるんだ」と思ったのと同時に先輩の言葉を思い出し、改めて読んでみることにしました。
歳月が経つと思うことがあるのでしょうか。。。
有名な本なので既にご承知かとは思うのですが、改めてご紹介しようかと思います。
MLBの大谷翔平選手の愛読書でもあるようですね。
基本情報
タイトル | チーズはどこへ消えた? Who Moved My Cheese? |
著者 | スペンサー・ジョンソン |
訳者 | 門田美鈴 |
出版社 | 扶桑社 |
ページ数 | 94ページ |
出版年月日 | 2000年11月30日 |
定価 | 838円(税別) |
目次一覧
ケネス・ブランチャード博士による裏話 | |
ある集まり シカゴで | |
物語 | チーズはどこへ消えた? |
ディスカッション その夜 |
感想
読み終えた後は、爽快で前向きな気持ち、「よし!私も頑張ってみよう!」という気持ちになります。
本編の登場キャラは、ネズミの「スニッフ」「スカリー」、小人の「ヘム」「ホー」。
単純思考のネズミ2匹と、複雑な頭脳と人間らしい感情の小人2人。
それぞれのキャラは自分の中に居る誰かで、「ヘム」になる気持ちもわかるし「ホー」になる気持ちもわかる。
迷い、葛藤、そしてまた迷い、変化の受入、決断、挑戦。
こうしてブログを書き始めた今だからこそ「ホー」の気持ちがわかります。自分のことのようです。
そしてなにより、本の中身が今も通用する、色あせないからこそ表紙をこちらに向けて発売から23年経った今でも書店に並んでいるのだなと、感じます。
というより、環境の変化に対する悩み・迷い・葛藤は今も昔も変わらない、不変なのだな。。。と思いました。
節目節目でチーズの挿絵と言葉が入るたび、「たしかに!」「そうだよなぁ。。。」と。
最後の「ディスカッション」は復習・まとめみたいな感じで、あの章があって正解かと思います。
仕事に対する向き合い方だけに捉えがちだったのですが、「ディスカッション」の会話を読んで、家族・友人関係にも当てはまるなぁと気付かされました。
ステーションNの壁に書き付けた言葉を心に刻み、私も私なりのスピードで『チーズ』を見つけたいと思います。
あとがき
書棚に飾ってある本をたまに手に取ってみると、購入した当時とは受け止め方が変わっているかもしれません。歳月が経つほどいろいろな経験を重ね、当時とは考え方が変わってきているからかと思います。
古いアルバムを見返すように、昔に手に取った本を読み返すのも改めて学びになるのではないかと思います。
またオススメしたい本がありましたら、紹介しようと思います。
ご参考になれば嬉しいです^-^
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