「茶道」関連でYouTube動画を検索したことがあるかたであれば、スキンヘッドの「彼」を目にしたことがあるかもしれません。
私はお稽古に向かう途中、電車の中でYouTubeで当日のお点前の予習をしたりするのですが、おそらく「それ」がきっかけで、アルゴリズムで検知されたのかと思います。
「茶道」は、本や雑誌など多方面の情報から「教養」「伝統」「日本文化の総合芸術」と、なんかとっつきにくい、自分からは遠い世界のこと、とイメージを持たれている方も多いかと思います。
これを良い意味でぶっ壊してくれる茶人「松村宗亮」さんについて、ご紹介したいと思います。
※ちなみに、個人的に推しているのであり、私は彼の弟子ではありません。
人となり
松村宗亮さんは、
茶道の家に生まれたのでもなく、ご両親がお茶を嗜んでいたということでもなく、
むしろ、ヨーロッパに関心があり、学生時代ヨーロッパを放浪中に「日本人でありながら日本のことを全く知らない」ということに気付き、帰国したら日本っぽいことをしよう!ということが茶道を始めたきっかけとのことです。
現在は横浜で「SHUHALLY」(守・破・離)や「文採庵」で茶道教室や茶会を開催しているようです。
型破り
私が以前、興味を持って見ていた歌舞伎で、おそらく第18代中村勘三郎の言葉だったか、
「型を会得した人間がするのを「型破り」という。型を会得していない人が型を崩すのは、ただの「形無し」」
と語っており、なるほどなー!たしかに!と言葉の意味を納得したことを覚えています。
どういうものが「型」かを知っていて、それを会得しているからこそ破ることができる「型」
どういうものが「型」かを知らず、ただ外れたことをしている「形無し」
この捉え方から言うに、松村宗亮さんは「型破り」な人なのではないか、と思います。
YouTube動画
いろいろな方が茶道に関するYouTube動画を投稿されています。
松村さんもそのお一人で、「茶人 松村宗亮の一客一亭」というチャンネル名で動画を上げています。
いろいろな方がUpしている茶道関連の動画ですが、私の印象は、
カメラ慣れしていない、ということは承知してはいるのですが、台本棒読み(失礼!)の淡々とした語り口のかたが多いなぁ。。といったところです。(。。。失礼ですね)
一方、松村宗亮さんは、まるでタレントのように軽快な語り口だったり、普通に会話するような感じで、いろいろな題材をテーマに解説しています。
私は、彼と同じ流派「裏千家」ということもあるのですが、解説がわかりやすく親しみやすいこともあり、よく拝聴しています。
動画は、主に次のカテゴリに分類されるかと思っています。
- 諸説ありますが
- 茶人偉人伝
- 利休道歌に学ぶ
- 茶会で通ぶりたいあなたへ
- 毎月の銘 ご紹介
- お点前お稽古動画
例えて言うなれば、私にとって、お稽古で教えを乞うているのは「学校」、松村宗亮さんの動画は「塾」といったところでしょうか。。。
書籍
そんな松村宗亮さんが本を出したとのことでしたので、書店でパラ見してみました。
本の厚さは1cmほどのオールカラー、温かみのあるイラストでお茶に親しみを持ってもらえるよう解説しています。
特に、茶道に興味があるかたや初級者さんに興味深く読めるのではないかと思います。
あとがき
茶道の教室は、いろいろな先生を転々をするものではないため、他のかたはどのような所作をするのか、どのような解釈をするのか、ということに興味がありました。
そんな中、たまたま彼の動画に出会い、楽しく勉強をさせて頂いています。
ご興味があれば是非ご覧ください。
ご参考になれば嬉しいです ^-^♪
コメント