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ビジネス実務法務検定 ってなに? なにが学べるの?

自己啓発
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経理・財務系の業務に携わっていると、毎年のようになにかしらの税制改正があり、職能教育という名の自己啓発を求められたりします。

結構いろいろな教科を受けているため残りの講座が少なく、その中で「なんだかよくわかんないけど、なんか役に立ちそう」と名前だけで選んだ講座がコレでした。

安直に考えていたなか、送られたテキストの分厚さと内容の多さに引き、「そもそも「検定」だったの?!」から始まり(深く考えていなかったので。。。)、「「ビジネス実務法務検定」ってなに?普通に知られている検定?」と認識が甘々だったので、まずそこから調べてみることにしました。

そもそも ビジネス実務法務検定 ってなに?

ビジネスパーソンとして必要な基礎的法律知識を身に付け、自己の業務を法的にチェックし、問題点を解決できるスキル(コンプライアンス能力)の取得を目的とする検定です。

法務部門に限らず営業・販売・総務・人事など、あらゆる職種で必要とされる法律知識が習得できます。

略して「ビジ法」と呼ばれます。

3級は、全てのビジネスパーソンや学生にオススメのようです。

東京商工会議所が1998年に創設したもので、もともと法律的な知識を持った人材を求める企業のニーズに応えるために始まったとされています。

学べること

私が会社の財務職能教育で選択した教科は3級で、こんな感じの内容が学べます。

No内容
1ビジネス実務法務の法体系
・コンプライアンス
・法律の基礎知識
・民法の基礎知識
2取引を行う主体
3取引の法務
・契約の概念、契約の成立・契約後の問題
・売買以外の契約  など
4財産の管理と法律
・財産の取得にかかわる法律・預金
5債権の管理
・債権の管理・回収、担保
6企業取引の特徴
・商行為、商業登記・商号
・会社のしくみ  など
7強制執行等と債務者の倒産
・裁判所に対する手続きによる債権回収
・強制執行の手続き  など
8企業活動に関する法規則
・取引に関する各種の規制
・ビジネスと犯罪
9法人と従業員の関係
・従業員の雇用と労働関係
・その他の労働問題
10ビジネスに関わる家族法
・取引と家族関係
・相続

民法がメインで、次に商法、といった感じかな?と思っています。

説明自体が法律用語多めなので、慣れるのに時間が掛かりました。。。

試験概要

対象者

対象者
1級企業の法務・総務の責任者・担当役員、弁護士・司法書士等の専門家
2級企業の管理職、総務・法務、コンプライアンス等の担当者
3級全てのビジネスパーソン、仕事に就く前に企業での活動について学びたい学生
引用:東京商工会議所HP 「ビジネス実務法務検定」より

試験概要

■2・3級■

受験方式下記どちらかを選択
【IBT方式】受験者自身のパソコン・インターネット環境を利用し、受験する試験方式
【CBT方式】各地のテストセンターに出向き、備え付けのパソコンで受験する試験方式
申込期間[1回目] 5月中旬~下旬
[2回目] 9月中旬~下旬
試験期間[1回目] 6月~7月上旬
[2回目] 10月~11月上旬
問題形式・時間多肢選択式・90分
※別に試験開始前に本人確認、受験環境の確認等を行います。
受験場所【IBT方式】自宅や会社等 (必要な機材含め、受験者自身で手配する必要あり)
【CBT方式】全国各地のテストセンター
受験料【IBT方式】
 [2級] 7,700円 (税込)
 [3級] 5,500円 (税込)
【CBT方式】
 [2級] 7,700円 +CBT利用料2,200円 (税込)
 [3級] 5,500円 +CBT利用料2,200円 (税込)
受検資格学歴・年齢・性別・国籍による制限なし
※2級からの受験や、2・3級の併願受験も可能
引用:東京商工会議所HP 「ビジネス実務法務検定」より

■1級■

受験方式【CBT方式】各地のテストセンターに出向き、備え付けのパソコンで受験する試験方式
申込期間11月上旬~中旬
試験期間12月上旬
問題形式・時間[前半・共通問題]90分 (集合時間 10:00)
[後半・選択問題]90分 (集合時間 13:00)
※いずれも論述形式
受験場所全国各地のテストセンター
受験料9,900円 +CBT利用料2,200円 (税込)
受検資格学歴・年齢・性別・国籍による制限なし
※2級試験の合否実績に関わらず、どなたでも受験可能
引用:東京商工会議所HP 「ビジネス実務法務検定」より

会社によっては、法人会員特別価格で受講できたり、社内団体受験が可能だったりするので、総務・人事部門に確認すると良いと思います。

「ビジネス実務法務検定試験 サイト」団体申込 はこちら。

試験結果の評価区分

■各級の基準■

基 準
3級ビジネスパーソンとしての業務上理解しておくべき基礎的法律知識を有し、問題点の発見ができる。(ビジネスパーソンとして最低限知っているべき法律実務基礎知識を想定)
2級企業活動の実務経験があり、弁護士などの外部専門家に対する相談といった一定の対応ができるなど、質的・量的に法律実務知識を有している。(知識レベルのアッパーレベルを想定)
1級業務上必要な法務知識をビジネス全般にわたって持っており、その知識に基づいて多面的な観点から高度な判断・対応ができる。(実務的対応能力としてのアッパーレベルを想定)
引用:東京商工会議所HP 「ビジネス実務法務検定」各級の基準・出題範囲・合格基準等について より

■各級の合格基準■

レベル評  価
3級100点満点とし、70点以上をもって合格。
2級100点満点とし、70点以上をもって合格
1級共通問題2問・選択問題2問の200点満点とし、各問題ごとに得点が50%以上でかつ合計点が140点以上をもって合格。

■共通問題(2問必須)
民法および商法・会社法を中心に、できるだけ全業種に共通して発生することが考えられる法律実務問題を出題します。
■選択問題(4問中2問選択)
特定の業種に関連する一定の法律をクローズアップして出題します。法務実務の担当者が遭遇するであろうさまざまな場面を想定して出題します。例えば、以下の事例などにより実務対応能力を試験するものとします。
1.取引上のトラブルを処理
2.取引関係に立たない第三者とのトラブルを処理
3.法務関係の上司や弁護士などの専門家に法的トラブルの顛末・処理方法を報告
4.予防法務的観点からトラブルになりそうな問題に対応
引用:東京商工会議所HP 「ビジネス実務法務検定」各級の基準・出題範囲・合格基準等について より

過去からの受験者データも公開されていました。

あとがき

勉強を開始したばかりのため、とりあえずはテキストでインプット、法律用語と奮闘、理解を深め、問題集でアウトプットを理解度確認をやっていこうと思います。

受験をしてみたら、その体験記も書いてみようかと思っています。

ご参考になれば嬉しいです ^-^

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kuraki

東京都多摩地区在住の座木です。
茶道での学びメモや、皆さんにシェアしたいなと思ったことなどを中心に発信しています。
2023年1月にブログを開設しました。

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