友人・同僚・会社関係での会食が増えるこの季節。
美味しい料理とドリンクと共に、楽しい会話で盛り上がりたい。。。ところではあると思うのですが、時間やお酒が進むごとに愚痴大会になる、というのはよくあることかと思います。。
最近私自身、気付いたことがあるのですが、普段から仲良くさせてもらって、根はいい人なのですが、会話が進むと愚痴大会になる人、こういった人が私の周りに非常に多いな。。。と。
ストレス発散の助けになれば、聞くだけだったらできる、そう思ってきたのですが、最近はいよいよ疲れてきました。。
生気を吸われる、って言うのでしょうか
そこで、愚痴の聞き役になりやすい人、愚痴が多い人の特徴があるかと思い、自戒も込めてまとめてみることにしました。
愚痴の聞き役になりがちな人の特徴
下記のような人は、愚痴のはけ口になりやすいと思います。
- ボランティア精神のある人
- 優しい人
- 聞き上手
- 口が固い
- 嫌われるのが怖い人
- 負のオーラを一時的に吸っても、他で解消できる人
ボランティア精神のある人・優しい人
微力ながらでもストレス解消の手助けになれば、
きっと他に聞いてくれる人がいないんだな、じゃぁ私で良ければ私が「的当て」の的になるか、
、、と「うんうん」と聞いてしまう人ですね。
聞き上手な人
ただ「うんうん」と聞くだけでなく、適度な返しができる人。
適度な相槌と返しが、結果的に「自分の主張の「ここ」をわかって欲しい!」の熱に、どんどこ薪をくべている、無意識にそれができてしまう人ですね。
口が固い人
「あの人、こんなこと言っていたよ」と言ったところで、誰もHappyにならない、とわかっている人ですね。
自分さえ他言しなければ、だれも不幸にならない。だから公言しない。
結果的に、愚痴を言いたい人にとっては、安心して何でも言える人になってしまっています。
嫌われるのが怖い人
愚痴に対し、変に意見すると反感を買ってしまうかもしれない。
敵対者認定されてしまうかもしれない。
そう思うと黙って「うんうん」と聞いていた方が平和だ、と思ってしまう人ですね。
負のオーラを一時的に吸っても、他で解消できる人
愚痴の聞き役は、負のオーラを全面的に吸うことになってしまいます。
それを独自の方法、例えば趣味で発散する、趣味に没頭する、何かに集中するなど、吸い込んだ負のオーラを何らかの方法で解消できる術を持っている人だと思います。
愚痴ばかりを言う人の特徴
一概には言えませんが、愚痴ばかり言う人の特徴として、下記が挙げられるかと思います。
- 自分から行動を起こさない人
- 人の意見を否定する割に、自分から提案をしない人
- 共感して欲しい思いが強い人
- 今まで全部自分の思い通りに物事を進めてきた(と思っている)人
- プライドが高い人
- 外面がいい人
自分から行動を起こさない人
「愚痴を言うのであれば、自分からそのようにやってみればいいんじゃない?」と勧めたところで、
「そういうことじゃない」「それは自分の役割じゃない」
という答えが返って来る人が多いです。
「だったら自分がやってみる」の方がいい気がするんですが。。。
人の意見を否定する割に、自分から提案しない人
ダメ出しするだけの方が一番楽です。
否定をするのであれば、代替案を提案し、建設的で前向きな会話をする方がいいと思うのですが、、、
提案した内容がうまくいかなかった場合の批難は、誰だって浴びたくないと思います。
「失敗は成功の母」の言葉がある通り、致命的な失敗でなければ学びの一つ、経験値になると思うのですが。。
プライドが高い人
愚痴が多い人は自己愛が強く、正当性を主張する傾向が強いため、うまくいかない原因は自分ではなく他人にあると考える傾向が強いです。
なんらかの失敗事例が起きた場合、自分の行動を振り返ることはせず、他人のせいで失敗したと感じるため、不平不満がたまっていきます。
自分自身の立場を守るために他人をけなすという行動になるため、愚痴は自分の主張を正当化する手段、と捉えています。
今まで全部自分の思い通りに物事を進めてきた(と思っている)人
他人は、自分ではない。
「なんでわかってくれないの」と言ったところで、自分ではないのです。
できること・できないことは、自分と同じではないことを認識し、「諦める」のではなく「割り切る」ということも必要かと思います。
共感して欲しい思いが強い人
誰しもが自分の思いをわかって欲しい、共感してもらいたいと思っています。
愚痴の多い人は、自分への評価に満足していない人が殆どです。
「自分はこんなに頑張っているのに、なぜ認めてもらえないのだろう」と思っているので、周りに自分の頑張りをアピールしようとします。
「自分はこんなに頑張っている」「もっと周りが評価するべきだ」という気持ちが、愚痴に繋がるのかと思います。
外面がいい人
社会生活を営むうえで、人付き合いは避けて通れません。
友好的でよい関係性を保つことは、お互いがストレスを感じることなく気持ちよく過ごせます。
人当たりの良さを取り繕っている場合は、思いのほかストレスを抱えることになりかねず、そのストレス発散の手段として愚痴を言う、ということに繋がると思います。
友好的関係性を作りこむことは悪くはない、とは思うのですが、それにより想定外のストレスが発生するかも知れない、ということを前もって覚悟・自覚しておく必要があると思います。
どうしたらよいのか
シンプルではあるのですが、下記の対応になるのかなと思っています。
- 適度な距離を置く
- 他の話題に切り替える。切替を試みる
- 受け流す
適度な距離を置く
その場に居ることが精神的に辛いのであれば、適度な距離を置く方が良いと思います。
根は良い人なんだけど、きっとこの集まりは愚痴大会になるだろうな、、と思うのであれば、当たり障りのない理由をつけて参加しない等、対応をした方が良いと思います。
他の話題に切り替える。切替を試みる
「あ、今の話で思い出したんだけど」というようなフリで、愚痴ネタの話題から別の話題に切り替えをしてみましょう。
。。。とはいえ、話を引き戻されてしまう可能性もゼロではありませんが。。
複数人が居る場であれば、愚痴に賛同する人もいれば自分と同じ思いをしている人もいると思います。
また「もうこの話を聞きたくないんだな」と感じ取ってくれる勘のいい人もいるかもしれません。
やってみて損はないと思います
受け流す
諦めモードです。。。
とはいえ、「うんうん」と親身になって聞いて負のオーラをまともに受けることが辛いのであれば、左から右へ受け流す、「へーーーー。。。」と無関心の反応をすることもひとつの手かと思います。
自分が愚痴ばかり言う人にならないために
自分は「愚痴ばかり聞くの嫌だなぁ」「こうなりたくないなぁ」と思っているので、普段から下記を心掛けるようにしています。
- 自分を俯瞰して見る
- 聞き役の人の心理を想像する
- その場で建設的な対話をするよう意識する
自分を俯瞰して見る
愚痴はストレス発散の手段でもあり、たまには言いたくなるときもあります。
愚痴は感情を爆発させる行為なので、それを俯瞰し「あぁ今自分は愚痴を言っているな」と冷静に自分を見下ろして眺める必要があります。
そうすることで、愚痴をあまり言わなくなると思っています
聞き役の人の心理を想像する
誰しもが本音では、愚痴の聞き役になりたくないと思っています。
負のオーラを全面的に受け取る行為なので。
聞き役が多い人ほど、その聞いている間のなんともいえない気まずい感覚を知っています。
「あぁはならないようにしよう」という反面教師を見てきているので、自然と愚痴を言わなくなります。
その場で建設的な対話をするよう意識する
愚痴は、要は陰口のようなものでもあると思っています。
決して論破する必要はなく、また感情的に言い返す必要もないのですが、異なる意見があるのであれば建設的に対話すればよいのではないかと思っています。
キレイごと、教科書通りではあるのですが。。
建設的な対話が着地にならず、中途半端な状態で終結しているため愚痴になっているのであって、「だったらもっと話し合えばいいのになぁ、、、、」と思うこと、何度もあります。。。
あとがき
愚痴を聞く側の嫌な気持ちを知っているので、私は率先して愚痴を言わないようにしています。
まったくのゼロではないのですが、言った場合でも数分で終わらせるようにし、あとは別のHAPPYな話に切り替えるように意識しています。
結局は、対話不足・コミュニケーションスキル不足なんだろうなぁ。。と思っています。
「自分だけは極力言わないようにしよう」という人が増えればいいなぁ、と思っています。
ご参考になれば嬉しいです ^-^
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