誰もが一度はきっと「着物を自分一人でサササッと着ることができたら、カッコイイのになぁ」と思ったこと、あるのではないでしょうか。
また、そう思って着付けを習ったものの、なかなか着物を着る機会がなく時間が経ってしまった結果、すっかり着付けの仕方を忘れてしまった、というかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
かくいう私も、茶道のお稽古は洋服・普段着で行きますし、着物を着るのは教室の初釜か先生が席持ちする茶席のお手伝いくらい、ということもあり、着付け工程の細かなところが忘れがちになってしまいます。
着物の着付けが100%体に染みつき切れていない、そんな私のような方々にとっての救世主となり得る本を、今回ご紹介しようと思います。
基本情報
タイトル | 森田空美のシンプル美着付け |
著者 | 森田空美 |
出版社 | 世界文化社 |
ページ数 | 80ページ |
出版年月日 | 2013年3月30日 |
定価 | 1,200円(税別) |
目次一覧
森田空美の着付けのこと | |
きものの部分名称 | |
第1章 | きものレッスン |
シンプルに小物揃え | |
肌着と補整のつけ方 | |
長襦袢の着方 | |
きものの着付け | |
訪問着の着付け | |
第2章 | パーフェクト!帯結び |
一重太鼓の準備 | |
一重太鼓の結び方 | |
帯締めの結び方 | |
帯揚げの結び方 | |
二重太鼓の結び方 | |
第3章 | シンプル美準備 |
小物の作り方 | |
襟芯と半襟のつけ方 | |
第4章 | 大人キレイ浴衣 |
浴衣の着付け | |
半幅帯の結び方(文庫結び) | |
半幅帯の結び方(男結び) | |
半幅帯の結び方(貝の口) |
感想
オールカラーで、ひとつひとつの手順ごとに写真が掲載されていて、とても分かりやすいです。
更に、「帯揚げ」「帯締め」の手順については本人目線で掲載されているページがあり、着物を着なれていない人にとっては非常に有難いです。
且つ、着付けで必要なグッズは、
・着物 ・帯 ・衿芯 ・半衿をつけた長襦袢 ・帯揚げ ・帯締め ・帯枕 ・帯板 ・裾よけ ・肌襦袢 ・(補整用に)タオル ・紐2本 ・クリップ1つ ・足袋
と、非常にシンプルです。
この1冊で、名古屋帯(一重太鼓)・袋帯(二重太鼓)の基本と、浴衣で使う半幅帯の3種類の結び方が細かく解説されているので、どんな場面でも困らないです。
私もこの本に何度助けられたことか。。。
本棚のすぐ手の届くところに置いておきたい、そんな一冊です。
あとがき
私はふらっと本屋に立ち寄るのが好きで、目的もなく店内に足を踏み入れるだけで面白そうな書籍に出会うことが多々あります。
いわば「出会いの場」です(笑)
その店その店で店頭に平積みされる本が違うので、その店のカラーが出るのが楽しいです。
またオススメしたい本がありましたら、紹介しようと思います。
ご参考になれば嬉しいです^-^
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