1 on 1 (ワン・オン・ワン) ってご存じですか?
上司と部下が1対1で対話する時間のことで、私の勤務先でも2021年度から導入されたのですが、
「これまでに実施してきた「面談」となにが違うんだろう。。。?」
「上からは月1でやれって言われてるんだけど、話すことないよな。。。」
と、上司も私もそもそもの存在意義がよくわかっておらず、「1 on 1」という名を変えたこれまで通りの面談になっていたり、雑談で終わったりしていました。
きっとなにかやり方があるに違いない、そもそもの意味・意図・目的があるに違いない、と思っていたところ、たまたま書店でこの本を見かけたので、興味を持って読んでみました
基本情報
タイトル | マンガでよくわかる 1on1 大全 |
著者 | 世古詞一 |
出版社 | かんき出版 |
ページ数 | 256ページ |
出版年月日 | 2023年9月20日 |
定価 | 1,700円(税別) |
全256ページ中、約半分の118ページ分がマンガです。
目次一覧
【啓蒙期】目的と役割を理解する
竹田さん 1回目 | 1on1で必要な対話のポイント |
本田さん 1回目 | 1on1の目的とテーマ |
松田さん 1回目 | 1on1における部下の役割 |
【探求期】質の高い対話を意識していく
竹田さん 2回目 | 内省するためのヒント |
本田さん 2回目 | 支援型上司は整理を行う |
松田さん 2回目 | 効果的なフィードバックの手法 |
【日常期】部下のための時間へ
竹田さん 3回目 | 上司と部下のコミュニケーションスキル |
本田さん 3回目 | 振り返りの実際 |
松田さん 3回目 | 1on1は未来を拓く場 |
感想
全256ページ中、約半分の118ページ分がマンガになっています。
マンガ部分の登場人物は、1 on 1 の進め方の研修を受けたばかりの上司とその部下3人で、構成としては、ひとりの部下との対話マンガ、次にその解説、また別の部下との対話マンガ、次にその解説、といった形になっています。
マンガ部分で1 on 1での対話の様子を描いているため、具体的にどのように進めていった方がいいのかのイメージがしやすく、これを頭に描いた状態での解説があるため、意味を理解しやすいと感じました。
上司役の小谷課長の、研修での学びを実践に活かそうと試行錯誤している姿が、本書の読者と等身大に映るのではないかなと感じます。こう言ってはエラそうなのですが、「聞く側」として成長しているなぁ。。と思いました。
「面談」と「1on1」の違いは、矢印の向きかな?と思います。
上司側はもちろんですが、部下側もこの仕組みを理解し、この時間を有効活用すべきだなと気付かされました。
おそらく多くの方が私とさして変わらない解釈をしていると思うので、気付きや取り組みの姿勢を勉強するに良い書籍かと思いました。
あとがき
私はふらっと本屋に立ち寄るのが好きで、目的もなく店内に足を踏み入れるだけで面白そうな書籍に出会うことが多々あります。
いわば「出会いの場」です(笑)
その店その店で店頭に平積みされる本が違うので、その店のカラーが出るのが楽しいです。
またオススメしたい本がありましたら、紹介しようと思います。
ご参考になれば嬉しいです^-^
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